今年も幸先よく、2名の電気技術者の在留資格認定証明書が交付されました。
実はこの認定には、ほぼ1年かかっています。
お恥ずかしい話ですが、2回も不公布となっており、この度、3度目の正直で交付が決定いたしました。
不公布の度に、飛行機で受け入れ先の最寄りの空港まで行き、社長と一緒に出入国在留管理局に伺って不公布理由を伺い、
再申請をし続けました。
一時は受け入れ先の社長からも、
「3回目が不交付なら、諦めるしかない」
と、決死の覚悟を持っていただきましたが、今回晴れて在留資格認定証明書が交付されました。
新規入国の禁止措置が解除されたら、この2名の技術者は日本で勤務ができることになりました。
内定者の2名のミャンマー人技術者も、約1年間、ミャンマーから「いつ在留資格が交付されるのか」と、かなり心配していましたが、今回やっと交付されたことで、大変喜んでくれました。
不交付の原因は、特定の技術を「技術」と見るか「作業」と見るか、という在留資格審査の基準の認識の違いがあると感じました。
受け入れ企業の経営者からすると、立派な技術で、この技術を習得するには、電気工学の専門知識が必要、という見解ですが、出入国在留管理庁の審査では、専門知識は不要、という判断がありました。
受入企業の経営者にとっては、事業に必要な電気工学の知識は、電気工学の知識のない審査官に、「高度な技術ではない」と判断されているので、お怒りになるのは当然です。
このあたり、もう少し技術的な素養の理解や、判断の柔軟性があっても良かったのではないかと思いました。
いずれにしても、在留資格が交付されましたので、非常に良かったと思います。