10月1日にホーチミン市のロックダウンが解除され、ホーチミン市民ほか、ベトナム全土で、
経済立て直しの機運が高まっている状況ですが、ベトナム政府は12月から、新型コロナウイルス感染リスクが低い国からワクチン接種完了者を観光客として、主要観光地で受け入れる方針を明らかにしたようです。
同時に2022年6月には完全受入の再開を目指している模様。
ベトナムはコロナ感染症が拡大し始めた当初から、
厳しい水際対策を導入し、海外滞在中のベトナム人ですら、
帰国をさせない徹底ぶりでした。
しかし、今年7月以降、デルタ株の蔓延が拡大、感染者が急増し、「No corona」から「With Corona」に政策を変換させました。
また、ベトナムでは観光産業が、国内総生産(GDP)の約10%を占める重要産業であり、
早期の回復を目指したものと思われます。
9月にはカンボジア国境近くのリゾート地フーコック島で11月からワクチンを接種した外国人受け入れを再開すると発表。
12月からは、感染リスクが低いと承認された国から世界遺産のハロン湾やホイアン、高原リゾートのダラット、ビーチリゾートのニャチャンで海外観光客の受け入れを行う予定。
ただ懸念点は、ベトナムのワクチン接種率は、10月6日時点で13%とアジア内でも最低レベルなので、早く接種を加速させる必要があります。