【ニュース】ベトナム:日本人旅行者のビザ要件緩和、ビザなし期間を45日に延長

ベトナム政府は、ベトナム国民の出入国に関する法律、そしてベトナムにおける外国人の入国・出国・乗り継ぎ・居住に関する法律の一部を改正・補足しました。この法律(23/2023/QH15)は、2023年8月15日に施行されました。注目すべきは、外国人旅行者のビザ要件が大幅に緩和された点です。

具体的には、日本を含む13カ国の外国人旅行者に対して、ビザなしでの滞在期間が現行の15日から45日に延長されました。つまり、ベトナム滞在が45日以内であれば、ビザ取得の手間が省けるということです。

さらに、日本を含む80カ国に対して、電子ビザの有効期限が現行の30日から90日に延長。この電子ビザを持っていれば、有効期間内であれば何度でもベトナムへの出入国が可能となります。

ただし、注意点として、改正法の施行日である8月15日より前にベトナムに入国した場合や、電子ビザを取得した場合は、新しい法律ではなく、改正前の法律が適用されます。この点、特に留意が必要です。

ベトナム入国のためのビザ電子申請やビザ免除措置の詳細については、在ベトナム日本大使館のホームページにてご確認いただけます。

ベトナムの海外からの訪問者数は、2023年の政府の目標(年間800万人)に沿って推移していますが、2019年の1,800万人という数字にはまだ遠く、新型コロナの影響が色濃く残っています。このビザ要件の緩和は、海外からの観光客をさらに増やすための策と見られます。

対象となる13カ国は、日本、ドイツ、フランス、イタリア、英国、スペイン、ロシア、韓国、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ベラルーシと、全方位外交ベトナムらしい布陣です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です