ベトナム政府にIT産業の政策提言をします

あけましておめでとうございます。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

2010年が”あっ”という間に過ぎ去り、2011年の幕があけました。

2011年は巷では”変化の年”だという方が多いようで、私にとっても大きな変化の年になるだろうと思っています。

IT産業においても、クラウドやスマートグリッドなど、デジタル化の波がコストにも反映され、今までの常識や産業構造がガラリと変わる予感がしております。

昨年より変化の兆しは日本だけでなくベトナムでも起こり始めていましたが、今年はそれが本格化するという段階に進むように感じています。

iPhoneに始まったスマートフォンは、PCをモバイル化させ、コミュニケーションもメールからSNS、そしてグローバル化と、産業構造のフラット化、無料化(フリー)の世の中に近付いているように感じます。

さて近況ですが、この度ベトナム政府に産業政策の提言のお手伝いをさせていただくこととなりました。
現在ベトナム政府では、世界的に存在感が大きくなっている中国に対し、ベトナムはどういう産業政策をとっていくべきかを議論しており、日本政府に対しても助言を求めています。

ベトナム政府では、鉄鋼、自動車、電子部品、造船、食品加工、ITの6つの産業分野についての成長戦略を考えているようで、その中でIT産業において日本ではどのようにベトナムを見ていて、今後はどういう産業振興策を取るべきか、について、意見も踏まえ提言をまとめさせていただくことになりました。
旧正月(2月3日)明けの2月中旬にハノイで発表する予定です。。

2003年より8年間、ベトナムIT産業の成長を見てきた私にとっては、非常に意義深い活動でもあり、また今後のベトナムの経済成長、そして日本とベトナムとの有効、有益な協業体制を築く一助になれればと思っております。

もし、皆様の中で「こういう政策を提言しろ」とか「ベトナムはこうあるべき」等、ご意見があるようでしたらお教えいただければうれしいです。

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