こんにちは、アストミルコープです!
今回の【知っておきたい宗教のこと】シリーズでは、
近年、特定技能や技能実習でも増えてきている インド出身の外国人材の宗教 についてご紹介します。
インドは「多宗教国家」として知られており、
宗教は生活・食事・価値観・人間関係に深く関わっています。
宗教背景を理解することで、
インド人材とのコミュニケーションや職場での配慮がスムーズになります。
インドは「世界有数の多宗教国家」
インドでは、さまざまな宗教が共存しています。
主な宗教の割合は以下のとおりです。
- ヒンドゥー教:約80%
- イスラム教:約14%
- キリスト教:約2%
- シク教:約2%
- 仏教・ジャイナ教など:少数派
同じインド出身でも、
宗教・地域・民族によって文化や習慣が大きく異なるのが特徴です。
そのため、
「インド人=○○」と一括りにせず、
宗教を必ず個別に確認することが重要です。
① ヒンドゥー教が多数派(特定技能でも多い)
インド出身者で最も多いのが ヒンドゥー教徒 です。
ヒンドゥー教は非常に歴史が古く、
生活そのものが宗教と結びついています。
● 牛は神聖な存在
- 牛肉は基本的にNG
- 牛由来成分(牛脂など)を気にする人もいます
● 菜食主義(ベジタリアン)の人も多い
- インド全体では人口の約2~3割がベジタリアン
- 完全菜食(ビーガン)の人
- 卵はOK/NGなど個人差あり
- 地域や信仰の厳格さによって大きく異なる
→ 食事制限は必ず本人確認が必須
② 食事に関する配慮(特に重要)
インド人材対応で最もトラブルになりやすいのが 食事 です。
宗教・信仰によって以下のような違いがあります。
- ヒンドゥー教:牛肉NG、菜食の人が多い
・牛肉:NG
・その他の肉:人によって異なる
– 完全菜食の人
– 鶏肉・魚はOKの人
– 特定の曜日だけ菜食の人 - イスラム教:豚肉・アルコールNG(ハラール)
・豚肉・アルコール:NG
・ハラール認証が必要
・鶏肉・牛肉:ハラールであればOK
- キリスト教:制限が少ない場合が多い
同じ職場でも
人によって食べられるもの・避けたいものが全く違うため、
「みんな同じメニュー」で決めつけないことが大切です。
③ 宗教行事・断食について
● ヒンドゥー教の主な行事
● ヒンドゥー教の主な行事
・ディワリ(光の祭り/10〜11月頃) →ヒンドゥー教最大の祭り、新年を祝う
・ホーリー(色かけ祭り/3月頃) →色粉をかけ合う春の祭り
● 特定の曜日の断食・菜食
● 特定の曜日の断食
・菜食 ・火曜日:ハヌマーン神(猿の神様)の日
・木曜日:木星の日 など、特定の曜日に断食や菜食をする習慣がある人もいます。
インド人材にとっては家族・宗教的にとても大切な行事です。
日本にいても、
・家族と連絡を取りたい
・祈りをしたい
・少し早く帰宅したい
という希望が出ることがあります。
④ 頭・手・足に関する価値観
インドでも、宗教・文化的な考え方として、
- 頭は神聖なもの
- 足は不浄とされる
という価値観があります。
- 頭を触られるのを嫌がる
- 足で物を指すのはNG
日本人にとって無意識な行動でも、
相手にとっては失礼になる場合があります。
⑤ 地域・民族で宗教が大きく異なる
インドは非常に広い国のため、
- 北インド/南インド
- 都市部/農村部
- 州ごとの文化
によって、宗教観・生活習慣が大きく変わります。
例えば、
- 南インドは菜食が多い
- 北インドは宗教色が強い地域も多い
宗教+出身地域をセットで把握すると理解が深まります。
⑥ 職場で気をつけたいポイント
インド人材と働く際に、特に意識したい点は以下です。
- 食事制限は必ず本人に確認する
- 宗教行事・祈りへの理解を示す
- 文化的なタブー(頭・足・食事)を尊重する
「完璧な配慮」よりも、
理解しようとする姿勢が信頼関係につながります。
⑦ 宗教の考え方には大きな個人差がある
同じインド出身・同じ宗教でも、
- 信仰の厳しさ
- 食事制限の範囲
- 宗教行事の重視度
は人によって大きく異なります。
「インド人だからこうだろう」ではなく、
まずは本人に確認することが一番大切です。
まとめ:多宗教理解が良い職場づくりにつながる
インドは、多宗教・多文化国家です。
- 宗教
- 食事
- 価値観
- 文化的タブー
を理解することで、
トラブルを防ぎ、より良い関係を築くことができます。
アストミルコープでは、
企業様と外国人材の双方が安心して働けるよう、
今後も情報発信とサポートを続けてまいります。
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