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2025.11.28
こんにちは!アストミルコープです。
今回から始まる【知っておきたい宗教のこと】シリーズでは、外国人材と関わるうえで欠かせない“宗教”について、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
記念すべき第1回は、特定技能でもとても多いインドネシア出身の方の宗教についてです。
目次
インドネシアは「宗教の国」
インドネシアでは、国が6つの宗教を公認しています。
- イスラム教(ムスリム)※最多
- プロテスタント
- カトリック
- ヒンドゥー教
- 仏教
- 儒教
国民は必ずいずれかの宗教を持っており、小学校から宗教の授業があります。
そのため、宗教は日常生活と非常に密接です。
インドネシア人の約87%がイスラム教徒(ムスリム)
日本に来るインドネシア特定技能外国人もほとんどがムスリムです。
まずは、職場で知っておくべき基本を押さえておきましょう。
① 食事(ハラール)
ムスリムが避けるものとして代表的なのは
- 豚肉・豚由来のエキス
- アルコール
- 他の料理と油が混ざること
食べられる・食べられないのラインは個人差があるので、まずは 本人に必ず確認することが一番大切 です。
② 1日5回のお祈り(サラート)
ムスリムは1日5回のお祈りの習慣がありますが、日本で働くムスリムの多くは勤務に合わせて柔軟に対応します。
- 休憩時間に軽くお祈りをする人
- 自宅に帰ってまとめて行う人
- 静かなスペースがあると助かる人
企業側が「無理のない範囲での配慮」を示すだけでも、信頼が大きく深まります。
③ ラマダン(断食月)
ラマダン中は日の出〜日没まで飲食を控えます。
ただし、、、
- 力仕事で体力が必要
- 慣れない日本での生活
などの場合は、断食を後日に回すことも可能です。
本人に負担がないよう、状況を確認しながら対応すると安心です。
④ ヒジャブ(Hijab)について
インドネシアのムスリム女性の多くが着用する「ヒジャブ」
企業の現場でもよく質問をいただくため、ここが重要ポイントです。
ヒジャブとは?
髪を覆うスカーフのことで、イスラム教の教えに基づき、 ムスリム女性が頭髪を隠すために着用するものです。
宗教的義務として身に着ける方もいれば、文化的理由や 個人の選択として着用する方もいます。
事前にルールを作っておくことが重要です。
⑤ アルコールを飲まない
懇親会・飲み会ではアルコールを飲まない方が多いですが、「参加はしたい!」という方も多くいます。
事前に一言確認しておくとベター。
⑥ 宗教は地域でも大きく変わる
- バリ島はヒンドゥー教が多数派
- 北スラウェシや東ヌサトゥンガラはキリスト教も多い
特定技能の採用時は「宗教+出身地」 のセットで把握しておくと理解が深まります。
⑦ 個人差が大きいことを理解する
同じムスリムでも、信仰の度合いや解釈は人によって大きく異なります。
・お祈りの回数や方法
・食事の制限の厳しさ
・ラマダンの実施方法
・ヒジャブの着用
これらすべてにおいて個人差があるため、 「ムスリムだからこうだろう」という決めつけではなく、必ず本人に直接確認することが最も大切です。
まとめ:宗教理解は良い関係づくりの第一歩
インドネシアでは宗教が日常生活と深く結びついており、食事・服装・勤務・コミュニケーションなど、あらゆる場面で配慮が必要です。
特にヒジャブは「宗教の根幹」に関わるため、理解と尊重が信頼づくりにつながります。
また、同じ宗教でも
信仰の度合い・解釈・こだわりは人によって大きく異なります。
「みんなこうだろう」という決めつけではなく、まずは本人に確認することが一番大切 です。
外国人材とのトラブルの多くは、「知らなかった」「聞けなかった」ことが原因です。
アストミルコープとしても、
企業様と外国人材双方が安心して働ける環境づくりを引き続きサポートしてまいります。
次回は 【ミャンマー編】 を予定しています。ぜひお楽しみに!

