●大学が10年間で300校も増加
●大学生の急増により就職先を国内に限定しない学生が一般的
・人口の増加および進学率の上昇に伴い、大学等の高等教育機関不足を補うため、全国で大学の新設が相次ぎ、2000年に102校しか無かった大学が、2010年末までに409校と、300校以上も増加しました。
・今まで大学に進学できなかった学生が大学にいくことが可能となり、専攻学科も多様化。
・元々希望する仕事であれば、キャリアを積むためにも海外で就職することが一般的。
●専攻学科は職業観を意識して選ぶ
●専攻を活かせる仕事を優先する
●1年ごとの有期雇用契約が一般的
●30才までに安定的な仕事に就きたいと考える
・進学先は将来の仕事やキャリアステップを考えて、大学や学部を専攻する傾向が強い。
・卒業時に就職先が決まっていなくても、専攻を活かせる仕事を求める
・ベトナムの労働契約法では、入社3年目までは1年毎の有期雇用契約なので、年度毎の評価と対価を重視する。そのためインセンティブ制度に抵抗が無い。
・ベトナムでの結婚適齢期が25歳〜30歳で、30歳までに安定した継続性のある仕事につくことが目標
1986年の経済刷新(ドイモイ)政策に伴い、年率7-8%の経済成長率を誇るベトナム。人口は世界13番目に多く、9063万人(IMFによる2014年10月時点の推計)を有し、2020年までに総人口が1億人に達すると予測されています。
出典:アメリカ合衆国国勢調査局(2010年)
ベトナム戦争(1975年終戦)の影響もあり、戦後世代が人口の中心となっています。それゆえ30歳以下が50%以上、35歳以下が73%を占めており、日本の人口構成とは大きく異なり、アジア各国と比較しても、相対的にポテンシャリティが高い人材を多く有しています。
ベトナムは古来より教育が熱心で、ベトナム戦争後には義務教育が行き届き、識字率は95%以上といわれています。
高校進学率は都市部で70%、農村部で50%、大学進学率については、都市部で20%、農村部で10%程度といわれています。
大学に進学できる優秀な人材の中でも、特に情報工学、国際関係、貿易、経営については人気が高く、卒業後のステイタスになります。しかし一方で、就職となると実績を重んじるベトナムでは、新卒の求人倍率が0.2~0.3倍ということで、日本とは異なり買い手市場です。つまり、基本的に企業に従事している人材は、かなり選ばれた優秀な人材といえ、就職できなかった人材は、さらにスキルを身につけるために、語学を中心に勉学にいそしんでいます。
語学習得を目指す人材が履修する言語としては、1位が英語、2位が日本語と、日本とのビジネスを目指す人材が多く存在します。特に日本での就職を望む人材も少なくなく、日本への期待は非常に大きく、かつ親和性を有している人材が多いです。
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