【ニュース】ミャンマー政府、女性も含め出国数規制を導入か

2024年3月に開始された徴兵制度により、出国者が絶えないミャンマー。

本日(2025年2月19日)時点では、男性に限り18〜35歳が徴兵対象となっていますが、2月21日に労働大臣が新任されることで、本日(2/19)から21日まで、労働目的で海外に出国予定のミャンマー国籍保持者の出国が禁止になりました。

これは次元的措置で、新労働大臣が2月21日に就任する際、新しい政策を発表するまでの間が有効です。

NHKニュース(2024年3月10日)より引用

2月21日に就任する新しい労働大臣であるチスエ氏は、現軍政トップのミン・アウン・フライン総司令官の先輩格との噂もあり、厳格化される可能性もあるようです。

ミャンマー情報筋からの話によると、現在の徴兵制が継続し、男性は18歳から35歳までが徴兵対象となり、女性は徴兵対象にはならない模様。

但し、出国先による出国者数制限を実施する政策を打ち出し、隣国タイは不法滞在者の増加が大きな社会問題になっていることを懸念し、出国数をかなり制限をする模様。新労働大臣のチスエ氏は、最近まで在タイミャンマー大使でもあったことが起因しているとのこと。

一方、海外労働者数が多く、海外送金が見込める日本および韓国においては、月ごとに一定数の出国を認める模様。

しかし現在、ミャンマーから出国を待っているミャンマー人は、男性が3,000人、女性5,000人もいるため、1ヶ月に1000人としても、8ヶ月かかることになり、受入企業の希望入国時期に合わない可能性も出て参ります。

出国規制に関しては、まだ流動的なので、2月21日の政策発表を待つしかないという状況です。

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