人材確保が難しいなか”若くて優秀な人材”を採用。
期待以上の働きぶりで追加採用も決定。
特別養護老人ホームさくらの里 / 社会福祉法人 啓誠福祉会
2023年の12月、特定技能外国人の2名を採用
↓ 採用事例を動画で見たい方はコチラ ↓
「求人を出しても応募が来ない」
「採用してもすぐに辞めてしまう」
——このような課題に悩む介護事業者は少なくありません。
福島県の社会福祉法人啓誠福祉会も同じ状況でした。
しかし、2023年12月に特定技能外国人を採用したことで、これらの悩みを解消し、職場に活気を取り戻しました。
本記事では、その成功事例をご紹介します。
求人応募が少なく、高額な紹介料負担と人材の定着率の低さが課題
求人を出してもほとんど応募がなく、人材確保に大きな課題を抱えていました。業者を通じて採用を試みる場合でも、1人あたり100万円という高額なコストがかかり、施設運営にとって大きな負担となっていました。
また、離職率を下げるために様々な工夫を行っていたものの、それでも長期的に定着する保証はありませんでした。このような状況の中で、「もう日本人だけを採用するのは限界だ」と危機感を抱くようになり、新たな採用の方法を模索していました。
長期的に働いてくれる若いスタッフを確保し人手不足を解消すること
就労から約1年後のご感想
「半年くらいで普通に仕事を任せられるようになりました。先輩の説明を聞いたり、他の職員の仕事を見て覚えてくれます。実践のなかで覚えていくのが良いですね。今では、ほとんどの利用者の対応ができます。どのようにしたら良いのか、自分で判断して施設内を回ってくれますので、戦力です。この人手不足に来ていただいて、本当に感謝しています。」
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ここからは啓誠福祉会の実例を、時系列に沿ってドキュメンタリーで届けします。
特定技能外国人を採用する場合、どんな事が必要になるのかもご理解いただけます。
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2023年12月4日 ミャンマーから2人が到着
2023年12月4日 7:00、ミャンマー出身のカーさん(22歳)とメイさん(24歳)が日本に入国しました。
この2人は福島県の特別養護老人ホームで介護職員として働くことになり、今日、職場の皆さんと初めて顔を合わせます。
はじめての新幹線
「夢にまでみた憧れの日本に来られた」—その喜びは、私たちの目にも鮮やかに映った。
郡山市の駅に到着
新幹線が郡山市の駅に到着すると、特別養護老人ホーム啓誠福祉会のスタッフたちが改札口で2人を温かく出迎えた。
この日の気温は6.2度。2人の故郷ミャンマーは年間を通して夏のような暑さが続く国。
そのため、この寒さは彼女たちにとって人生初めての体験となった。
啓誠福祉会が2名を同時採用した理由は、心理的支えと緊急時のリスク管理のためです。同郷の仲間がいることで不安を軽減し、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。
入国日当日の予定
■ 勤務地到着後のスケジュール
①市役所での転入手続き
②銀行口座の開設
③職場下見(希望者のみ)
④新居で日本の生活ルールを学ぶ(母国語サポート付き)
① 市役所で転入手続き
田村市では、市が主導して交流会イベントを開催するなど、外国人同士が交流できる機会を設けていました。
② 銀行で口座開設
給与振込と携帯電話契約に必要な口座を開設した。
③ 職場の下見(しなくても可)
2日後の初勤務の前に、職場の雰囲気を見てもらった。
④ 新居で日本での生活を説明
株式会社アストミルコープのスタッフが、特定技能の2人と啓誠福祉会の橋渡し役として、日本の生活ルールや家電の使い方などを母国語で丁寧に説明。
また、不明点や質問がある場合に備えて、24時間対応可能なLINEグループを設置した。
なお、啓誠福祉会が受け入れまでに準備した主な事項は以下の通りです。
入国日までの雇用側企業の準備
- 在留資格申請に必要な書類の収集(納税証明書や雇用保険未納証明書など)
- 住居の手配(入国の1〜2ヶ月前)
〜 4ヶ月後 〜
実際の働きぶりを取材に伺った
4ヶ月後の2024年4月。再び啓誠福祉会を訪問。慣れた様子で利用者さんのお世話をする2人の姿があった。
特定技能の2人にインタビュー
特定技能 カーさん(22)
まだオムツ交換は難しい。2人でします。利用者さんから「ありがとうございます」と言われるのが楽しい。 〜 ずっと日本で働きたい。
特定技能 メイさん(24)
仕事に慣れて楽しい。おじいちゃんおばあちゃんとお話することが楽しいです。
一緒に働くスタッフさんにインタビュー
啓誠福祉会 介護サブリーダー 永山さん
2ヶ月目あたりから業務を覚えてきて、慣れてきたなぁと感じました。今はすごく助かっています。
啓誠福祉会理事長へインタビュー
啓誠福祉会 理事長 琴田様
最初は不安もあったみたいですが、採用から2ヶ月くらいで、もう仕事もこなせるようになって、お年寄りやスタッフともすごく仲良くやれているんですよ。想像以上の活躍ぶりで、トラブルも全然なかったので、「よし、もう2人採用しよう!」って話になったくらいです。他の施設でも参考になる良い例じゃないでしょうか。
施設の他のスタッフからも「2人とも期待以上の仕事ぶりです」という喜びの声が多く寄せられた。
この4ヶ月間の2人の働きぶりを見て、啓誠福祉会ではさらに2名の追加採用を決定した。
〜 さらに7ヶ月 〜
2024年11月、採用から約1年が経過した今、カーさんとメイさんはすっかり施設に馴染み、利用者さんからの信頼も厚い存在となっている。
追加採用された2名も順調に業務をこなしており、啓誠福祉会の介護現場は活気に満ちている。
「特定技能外国人の採用は、私たちの施設にとって大きな転換点となりました」と理事長は語る。
特定技能外国人を採用を検討している介護事業者へ
実際に特定技能外国人を採用するときには、どんな手続きがあるか、どんな動きをしているのかなど実際に見てもらうこともできます。
これから外国人採用を検討されている方には、問い合わせいただければいつでも見学とかできますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ:特定技能外国人が介護現場を変えた
啓誠福祉会は、慢性的な人手不足という課題に直面しながらも、2023年12月に初めて特定技能外国人2名を採用しました。採用からわずか4ヶ月で、彼女たちの働きぶりは職場の期待を大きく超え、職場環境が劇的に改善。
さらに7ヶ月後には、職場に完全に馴染み、新たに2名の外国人スタッフを迎え入れる体制も整いました。
特定技能外国人の採用は、人手不足の解消だけでなく、職場の活性化や業務効率の向上といった多くのメリットをもたらします。
その成功の鍵は、採用前の丁寧な準備と、採用後のサポート体制の充実にあります。
外国人雇用を検討している介護事業者様は、ぜひ啓誠福祉会の成功事例をご参考ください。特定技能外国人が貴施設の課題を解決する一助となるかもしれません。
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